Rony’s 3rd BBS

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小説投稿してみる - 戦う原子力発電所

2008/05/08 (Thu) 23:22:51

どうも、戦う原子力発電所です。
今のC21は割とアレな感じですがほぼ毎日INしてます。
さて能書きはこれぐらいにして、実は小説書いてみました。何でかって?
二次創作したくなったからです。

タイトルは
「ロボ聖紀 C21 OUTER RUNNERS」
です。ハヤ●ワSF文庫あたりのノリで書いてみました。あと難しい単語もおそらく出てきますしSF考証が矛盾だらけだったりしますがガマンしてくだせぇ。

では本編へGO!





PLOLOGE
「EXODUS」

私は星間座標標示形式で示す24.52.166.87.256の空域において、
慣性力運動、分かりやすく言えばハイウェイト・ドライブ
(ブラックホール級の質量を用いてエネルギーを取り出す技術)
が故障し、漂流していた。このままバッテリーを切らしてしまえば二度と息を
引き返すこともなく合成樹脂と金属とに帰すことは確実である。
あの物体、いや異常な天体ともいうべきか?
ともかく私だけはあそこから逃げて帰ってきたのだ。
たとえ私の命が助かる見込みがないとは言え・・・
・・




「未入力状態から60:00分経過しました。
メッセージの編集を終了しますか? Y/N_」



PHASE_1
「WARP OUT」

星間連絡時刻24:42:00。
俺たちたった4人の(うち整備兵2人)「ナロウヘッド・スコードロン」はクソッタレの傭兵の、サーどもと合同で星間模擬戦を行うことになった。
サーども一同は星間航路拡大を俺たち正規軍にまかせて、すばらしい遺跡発掘に忙しい毎日を送っているのが現状だ。
そこで、それまたすばらしいおつむの持ち主の上の連中様が、さらなる宙軍の(宇宙戦・航路拡大・開拓を専門に行う部門)強化と
人員増強とを目的に傭兵の一部を宙軍に引き入れることにしたのだ。
そんな中での新兵、いやクソッタレのサーどもをこの退艦寸前のスノッド級半万能艦「スパイテフル」を乗せていたのがそもそもの間違いで。
そのとき俺たちはオービタルバトルユニット(以後OBU)の調整を行っていたのだった、俗に言う運命の分かれ目である。


「・・・ところで3番機〔箒星〕のスタビライザノズルの調子はどうだ?、ハンス?」

「いつでも悪魔軍の野朗の吸気ノズルをほじくる準備はできている、何の問題は無い。ハーヴェイ」

「問題なのは補給機3番機〔HOPSTAR〕だな。なにしろこいつはりっぱな棺桶で一体何人がガレージ送りになったかわからんぜ」

「そうだなハーヴェイ でもいまどきこいつを最前線に出すバカはそうそう居ないけどな」

「ねぇ! ちょっとは今期納入した新型機〔月桂樹〕の相手してよ!! これマウント機構の整備がめんどいの!」

「整備にめんどいもクソもあるかレティカ! 大体お前はフィメールタイプ(女性型)のくせに何で整備兵なんだよ!」

「ひどい! またいった!! だいたい私はこういう機械が大好きなの! ねーアルチ♪」

「うむ・・・貴様の股間のエグゾーストパイプ、溶接して塞いでやろうか? これ以上私たちを差別するならな・・・」

「ひぃっ! わぁかったよ! 悪かった! ほれ見せてみろ・・・ええっと」


といつものように飛行士のアルチ(フィメール型)とこの俺ハンスと整備兵のハーヴェイ・レティカ4人で作業していた。

アルチはエースのOBU搭乗者であるが、扱いづらい性格とフィメール型が災いしてこのはしくれ飛行隊に配属され、俺は、まぁそこそこの活躍をしていたが上司に反抗して此処に来たというお決まりのパターンで、ハーヴェイはこの艦が就航してからずっといる(ほとんど俺と同じ理由)整備兵で、レティカは教育機関をトップで卒業後(半ばお上の嫌がらせで)此処に来た半訓練整備兵である。

どいつもこいつも似たような境遇だったのか、今まで他者を避けてきた者どうしでありながらも友情で結ばれているのは誰の目にも明らかである。だからこそ、これから起こる出来事に対処できたのは言うまでもなかった・・・。

星間連絡時刻24:42:56
突如「スパイテフル」前方に未知の物体が存在すると、緊急回避シークェンスを告げる警報が鳴り響いた。
敵のワープアウト? レーダーの故障?
レーダーの誤作動・異常は一切確認できず、またワープアウト寸前の次元の歪み位置は+-数パーセントの誤差で算出可能である。
やっと倍角スコープモードで目視できる距離になったとき、その未知の物体が複数の、そしてこの戦艦を消し去るのは多すぎるほどの
異層次元航行核弾頭ミサイルだということが分かった。

「おい! 今回は演習じゃなかったのかよ!!」

「これは陰謀だ! 早く脱出艇を!」

「助けてくれ! まだ死にたくない!!」

そして傭兵たちは、環境維持のための単純労働から来るフラストレーションはさらにたまっていき、そしてとうとう爆発した。

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